モーリス・ラクロアの変遷とブランド価値
40年以上にわたり、モーリス・ラクロアのタイムピースは、セイネレジェに所有する最先端の工場で製造されてきました。
ブランドの歴史、
そのはじまり
国際的に事業を展開するデスコ・フォン・シュルテス社(Desco von Schulthess Company)は、1975年、長きにわたり業界で培った経験を生かし、モーリス・ラクロアの名のもとに初の自社製タイムピースを世に送り出しました。1889年にチューリッヒで誕生したこの長い歴史を誇る企業は、1946年以降、極東地域を中心にスイスを代表するウォッチ・ブランドのひとつとして名を馳せました。1960年代初頭、モーリス・ラクロアの親会社は、セイネレジェを拠点に腕時計の組立を専門に行う会社を傘下に収めます。
スイスのジュラ山脈の真ん中で複数のブランド名の為に、文字盤、ケース、そしてムーブメントに自社ブランドの独自性をあしらった高級腕時計が製作されることになりました。過去数十年にわたる高級タイムピースの製作で豊富な経験を培ったデスコ・フォン・シュルテス社にとって、自社ブランドを生み出すことは決して難しいことではありませんでした。
- 1975
- 1989
- 1990
- 1992
- 1999
- 2001
- 2003
- 2006
- 2010
- 2013
- 2014
- 2016
- 2017
- 2018
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デスコ・フォン・シュルテス社がモーリス・ラクロアのブランド名のもと、腕時計の製造を開始する。
オーストリアで、最初のモデルを発表する。 -
セイネレジェを拠点とするケースの製造工場を買収する。
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モーリス・ラクロアを象徴するコレクション、「カリプソ」を発表し、製品を開発する。
サウジアラビアで同ブランドを発表する。中近東地域におけるブランド構築を開始する。 -
マスターピース、Cinq Aiguilles(以前、「Les Mécaniques」と呼ばれていたコレクション)の最初の製品を市場に投入する。
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カレンダー・レトログラードの最初の製品を市場に投入する。 セイネレジェを拠点にするケースの製造工場の拡大と刷新を行う。これにより製造能力が向上し、さらなる高品質を達成する。
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10月1日、モーリス・ラクロアが独立法人となる。ブランド自ら、メカニカル・キャリバーの精密部品の製造工場を設立する。
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ダブル・レトログラードの最初の作品を発表する。
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初の自社製メカニカル・キャリバーML-106を市場に投入する。
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マスターピース・スクエアホイールを発表する。
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マスターピース・ミステリアス・セコンドを市場に投入する。
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シリコン製アソートメントを持つマスターピース・グラビティを市場に投入する。 FCバルセロナと3年間のパートナーシップ締結を正式に発表する。
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ブランドの象徴的なコレクション、カリプソをリニューアルし、アイコンを発表する。
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マスターピース・コレクションが生誕25周年を迎える。
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AIKON オートマティックの発売。
ブランドの
価値
スイスには、数百年にわたり、いくつもの時計メーカーが革新と完全性を追求してきた確たる歴史があり、それを通じて時計製造の分野で比類のない名声を確立しています。モーリス・ラクロアは時計の作り手として、伝統と高水準のクラフツマンシップを守ることに大きな情熱を傾けています。40年以上にわたり、モーリス・ラクロアのタイムピースは、セイネレジェに所有する最先端の工場で製造されてきました。そこには、高評価を受ける時計製造に欠かせないあらゆる要素、すなわち時計作りのノウハウ、熟練の職人技、知識、技術力、そして何よりも確かな品質を見極める鋭いセンスが揃っています。
モーリス・ラクロアが誇るタイムピースのデザイン、独創性、ならびに熟練した専門技術は業界内で高く評価され、数々の賞を受賞しました。同社は、数え切れないほどの特許取得技術に支えられた斬新なデザインを通して表現される品質、信頼性、創造力、そして決断力による勝利の方程式を基に、成長を続けています。モーリス・ラクロアは、時(とき)に対する新しい観点を切り開くことで、成功を求め努力するお客様に常に寄り添い、輝きをもたらそうと絶え間なく努力を重ねています。ブランドには、「成功とは終わりのない旅である」という考えが根付いています。