2025年7月3日
1975 レガシー
フランシュ・モンターニュ地方で育んできた時計製造50年の伝統
スイスの高級時計ブランド、モーリス・ラクロアは、創業50周年を記念して、限定エディションとなる「1975 レガシー」の2モデルを発表いたします。このモデルは時代を超えたクラシックなスタイルに、現代のライフスタイルに寄り添う機能性と美しさを融合させたタイムピースです。洗練されたディテールを随所に取り入れ、ブランドのルーツであるフランシュ=モンターニュ地方への敬意を表しています。
「1975 レガシー」は、モーリス・ラクロアが長年培ってきたクラフトマンシップと革新性を象徴するモデルです。スイス、ジュラ地方のセイネレジェにて、卓越した技術と情熱をもって製造されています。
1975年に創業したモーリス・ラクロアは、フランシュ・モンターニュ地方の小さな村、セイネレジェを本拠地としています。豊かな自然に囲まれたこの地の美しさは、ブランドのタイムピースに長年にわたりインスピレーションを与えてきました。そして今、歴史的な50年という節目を迎えるにあたり、モーリス・ラクロアは、自らの故郷に敬意を表し、メゾンのルーツとなるスイスのジュラ地方の緑豊かな風景を讃える2つのリミテッドエディションを生み出しました。それぞれのモデルは独自の個性を備えながらも、共通して極めて精緻なケース仕上げが施されています。 このレベルの仕上げは、通常はブランドの最上位ライン「マスターピース コレクション」に限定されるものですが、今回の限定モデルにも同様の品質が反映されています。 この仕立てを通じて、モーリス・ラクロアは優れた品質と高いコストパフォーマンスの融合という評価を改めて確かなものとしています。
1975 AUTOMATIC VAGUES DU JURA
「1975 オートマティック・セイネレジェ・ブルー」は、その名の通り、モーリス・ラクロアの生まれた故郷、セイネレジェへのオマージュとして誕生しました。文字盤には、ジュラの丘陵地帯を思わせる独自の装飾パターン「ジュラ山脈ウェーブ」があしらわれています。この精緻なモチーフは、ブランドのアイコンである「マスターピース」コレクションにて初めて採用され、光と陰影が織りなす深みのある表情を文字盤にもたらしています。また今回、モーリス・ラクロアは自社のアーカイブを紐解き、かつて使用されていた歴史的な色調「セイネレジェ・ブルー」を復刻。豊かな青が再びこの限定モデルに息づき、ジュラ地方の空気感とブランドの原点を見事に表現しています。
ファセット加工が施された、クラシックなドーフィンスタイルの時針と分針が、手作業で植字されたトラペーズ型のインデックスと融合し、視認性に優れた時刻表示を実現しています。3時位置では、ホワイトの数字がブルーのディスク上に浮かび上がる日付表示を配置。シルバートーンのフレームで縁取られたこの日付表示は、メインダイアルのカラーと日付表示用ディスクを揃えるという、高級時計における美意識(オロロジカル・エチケット)に則ったディテールとなっています。
そして中央に配されたスイープ秒針は細身のデザインで、繊細かつ流麗な印象を添えています。
ケース径40㎜のステンレススティール製ケースには、表面にブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げが織り成す美しいコントラストを備え、上質な質感を演出します。内部には、サファイアクリスタル越しに鑑賞可能な自動巻キャリバーML155を搭載。標準モデルよりも薄型であるこのムーブメントにより、本限定モデルは厚さわずか9mmというスリムな装着感を実現しています。コンパクトな設計でありながらムーブメントは56時間もの驚異的なパワーリザーブを誇る点も特筆すべきポイントです。ムーブメントの装飾には、ペルラージュ仕上げ、コリマソン装飾が施され、ローターには「ジュラ山脈ウェーブ」がここでもあしらわれています。これらの精緻なディテールこそがこの限定モデルを特別なものとしています。
1975 オートマティック・セイネレジェ・ブルーには、文字盤と美しく調和するレザーストラップが付いています。また、モーリス・ラクロア独自のイージーチェンジャブルシステムを搭載しており、簡単な操作でストラップ交換が可能です。シーンやスタイルに合わせて、自在にルックスを変化させることができます。ケースバックには、“Limited Edition of 888 pieces”(888本の限定エディション)の刻印が施され、この特別なタイムピースの希少性と記念性を際立たせています。
1975 AUTOMATIC VAGUES DU JURA GMT
モーリス・ラクロア創業50周年を記念して誕生した「1975 レガシー」の最終章を飾るのは、デュアルタイム表示機能を備えた「1975 オートマティック GMT シルバーミスト」です。このモデルの文字盤は、朝霧に包まれたジュラの丘陵をイメージし、「ジュラ山脈ウェーブ」モチーフが繊細な光の陰影とともに表現されています。まるで夜明けの風景が広がるかのような、穏やかで詩的な雰囲気を湛えています。さらにヴィンテージの趣を呈したボックス型サファイアクリスタルが、豊かなテクスチャーを持つ文字盤の立体感を際立たせ、視覚的な奥行きを与えています。
針とインデックスは他のレガシーモデルと同じデザインを踏襲しつつ、気品あるゴールドトーンで仕上げられています。そして、よく見ると、赤い先端を備えたスケルトン仕様の同軸針が加わっており、これは“ホームタイム”を表示するGMT機能となっています。旅先においても、自国の時間を一目で把握できる、実用的なディテールです。
1975 オートマティック GMT シルバーミストは、ブラックのレザーストラップを組み合わせ、ステンレススティール製のフォールディングバックルで手首にしっかりとフィット。さらに、他モデルと同様にモーリス・ラクロア独自の「イージー・ストラップ・エクスチェンジ システム」を備えており、簡単な操作でストラップ交換が可能です。