29 June 2023
ONLY WATCH 2023
2年に1度、唯一無二のラグジュアリーウォッチが顔を揃えるオークション「オンリーウォッチ」。今年は、これまで以上に盛大に、そしてよりユニークなタイムピースが一同に会するものとなることが約束されています。モーリス・ラクロアは長年にわたりこのチャリティイベントを支援しており、今年もサファイアクリスタルケースに収められた見事なタイムピースを出品します。そのモデルは、視線を釘付けにするレインボーカラーを纏い、手巻きのマニュファクチュールムーブメントを搭載しています。
モーリス・ラクロアは、2009年以来、途切れることなく「オンリーウォッチ」に参加してきました。この2年に1度のチャリティイベントは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの研究のための資金を集めることを目的としています。さまざまなブランドが参加し、それぞれがオンリーワンのウォッチを出品することで、クリエイティビティを発揮するまたとない場として注目を集めています。実際、オンリーウォッチは、新しい素材や技術を初めて公開する実験の場となっており、時には製品化される前段階の作品も登場します。
オンリーウォッチは、熟練を極めた時計師、デザイナー、さまざまな職人たちの才能を紹介する機会となっていることでも高い評価を得ており、オークションは、並外れたタイムピースを求める多くの時計愛好家を魅了し続けています。
また、サファイアクリスタルのシースルー性を活かし、モーリス・ラクロアは、このチャリティウォッチに搭載したスケルトンムーブメントの手巻きマニュファクチュールキャリバーML330を、前面も背面もフルにその姿が堪能できるようにしています。こうして実現されたデザインは、普段は見えない多くの部品が鼓動を刻む様子を見ることを可能にしています。
さらに、オンリーウォッチで繰り返し取り上げられるテーマである、大胆な色使いも特徴です。世界的に有名なアーティスト、ヴィクトル・ヴァザルリの作品にインスパイアされたこのチャリティは、参加ブランドに特定のカラーを取り入れることを毎回推奨しています。今回のブルー、レッド、オレンジ、グリーンを共存させ、鮮やかな虹を思わせるテーマカラーが、出品ウォッチのムーブメントプレートを彩っています。
サンレイモチーフをあしらったアンスラサイトのダイアルが、オフセンターで時・分を表示します。12時位置のインデックスとしてのMロゴの下にモーリス・ラクロアの名をあしらい、インデックスにはすべてスーパールミノバを塗布し、それぞれ異なる色合いとすることで、ここでもレインボーカラーのテーマが採用されています。オフセンターのダイアル下にスモールセコンドを配置し、遠近感を出すことで、このモデルの視覚的魅力を高めています。
前述のように、「モーリス・ラクロア オンリーウォッチ 2023」の特筆すべき強みは、あまたのパーツが連動していることを明らかにしている点です。このパーツが連動している姿こそが、時計業界が価値ある目的のために団結する、今年で開催10回目を迎える「オンリーウォッチ」を象徴するものでもあるのです。