2023年5月25日

PONTOS S Diver

より進化を遂げて見事に復活を果たした「ポントス S ダイバー」。このダイバーズウォッチは、リディヤのパフォーマンス向上への探求心にインスパイアされたチームワークの賜物であり、最も過酷な条件下でのテストに耐え抜いたモデルです。水中探検に最適であるだけでなく、シティライフにおいてもかけがえのないパートナーになってくれます。

2013年、モーリス・ラクロアは初代「ポントス S ダイバー」を発表しますが、その数年後、大成功を収めた「アイコン」の製造に専念するため、このモデルの生産を終了してしまいます。するとその後、このダイバーズウォッチの復刻を望む声が次々と寄せられるようになります。こうした要望の高まりを受け、モーリス・ラクロアは、初代モデルのスピリットを継承しつつ、数々の改良を加えた「ポントス S ダイバー」の復刻を決断したのです。

実際、このモデルは新作でありながら、定評のある従来モデルのデザインを採用し、ブランドの都会的なスタイリングへのこだわりを継続させるものとなっています。さらに、モーリス・ラクロアの他のタイムピース同様、新作「ポントス S ダイバー」も、スイスにあるマニュファクチュールでサヴォアフェールを駆使して製造され、高い知覚価値を提供します。モーリス・ラクロアは、決して変えてはいけないものがあると信じているからです。

最新「ポントス S ダイバー」の開発時、スイスを代表するウォッチメーカーが協力を求めたのが、MLクルーのメンバーでフリーダイバーの世界チャンピオンでもあるリディヤ・リジクです。この多才なアスリートは、日頃から暖かい海に挑むだけでなく、ヒマラヤの氷の下に潜ることも楽しんでいます。彼女の人生は、厳しい不断のトレーニングやそれ以上のものに勇気と忍耐を持って取り組むことです。限界を超え続けるためには自己管理能力や集中力、自信など、精神力も鍛えなければなりません。危険がつきもののフリーダイビングでは、常に冷静に、自信をもって対処することが求められます。

この最新「ポントス S ダイバー」には、多彩なバリエーションが用意されています。ステンレススティール製モデルは、グレイン仕上げのブラックダイアルまたはホワイトラッカー仕上げのダイアルがお選びいただけます。500本限定のブロンズ製モデルには、華やかなグレイン仕上げのブルーダイアルが組み合わされています。前述の2時位置のリューズには、水中でもすぐに見分けられるよう、カラーコーディネートされた円があしらわれています。

42mmケースに収められ、ステンレススティール製と、今回初めて用意されたブロンズ製があります。ファセット加工を施した時針と分針にはスーパールミノバ®が塗布され、分針はさらにカラーで縁取られています。時間はやはりスーパールミノバ®が塗布されたアプライドインデックスで表示されます。ダイアルデザインは、インデックスやミニッツマークをより鮮明に、より目立つようにするなど、オリジナルからさりげなく変更されています。同様に、日付は縁を盛り上げることで、ダイアル内の他の部分から際立たせています。細部に至るまで最適化され、比類のない視認性を実現しています。

2時位置にあるのは内側の回転ベゼルの調整を可能にする専用のリューズ。回転ベゼルには水中での経過時間を計測するのに便利なカウントアップスケールがあり、さらに、センター秒針と6時位置の日付表示も備えています。3時位置にある2つ目のリューズは、さまざまな表示を調整するほか、ムーブメントの手動での巻き上げにも使用できます。